ある特定の状況下でのみ

皆様こんにちは!

すがすがしいほどの雨ですね!
通りを歩いていると隣を走ってゆく車に水を浴びせられることもしばしば。。
ここまでくると逆にテーマパークと勘違いしますね。わくわくします。

そこで、皆様に雨の日でも楽しめるMALAIKAのちょっとしたアトラクションをご紹介。

百聞は一見にしかず。
まずはご覧あれ!

 

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一体何が起こっているのか...

 

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自ら光を発しています!

 

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アニメに登場する宝石のようですね~

(上からハクマナイト・フローライト(イギリス産)・そろばん玉)

 

と、何点かご紹介致しましたが、

これらに共通すること、それは...

ブラックライト

を当てると

変色又は発光する

ということです!

 

ちなみに、この写真が上の三点の通常目にしている姿です。image3-2image1-5image2-4こんなに違います!

ある特定の状況下でのみ反応を示す物質。
天然石ですと蛍光鉱物と呼ばれています。
(上の写真のビーズ状のものはアンティークビーズの一種になります。/そろばん玉)

メカニズムを説明しますと、簡単に言えば
外部から得たエネルギーを、自らのうちに「ストレス」のように一瞬溜め込み、それをまた発散しているのです。
今回の場合、「外部からのエネルギー」は照射した紫外線(ブラックライト)であり、それを可視光として放出しているということになります。
このように外部からのエネルギーを光として放出する現象を
ルミネッサンス
といいます。

そして!

同じ種類の天然石、アンティークビーズなら全てが同じように発光するというわけではありません。
どれが光ってどれが光らないのか、ブラックライトを当てないことにはわからないのです・・・

しかし!
これらの写真、
「単純にブラックライト(光源)に当たってるからその明かりで見えてるだけとちゃうんか!」
とお思いになる方もいらっしゃるでしょう。

そこで、今度は
・ブラックライトを使用
・↑の状況下で撮影時にフラッシュを使用
・蛍光鉱物ではない石にブラックライトを使用
(全て暗室)

この三種類で比較していきましょう!
今回は蛍光鉱物としてドミニカ産のブルーアンバー
比較対象としてペリドット(かんらん石)
に登場してもらいました。

 

ブラックライト使用

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同状況下でのフラッシュ撮影

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蛍光鉱物ではない石にブラックライトを使用

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こうご覧頂くと、いかにブラックライトに反応しているのかがお分かりいただけるかと思います。

 

外部からの刺激に反応してリアクションを起こす、
何だか生き物のような鉱物達です。
皆様も「ある特定の状況下でのみ」得られる驚きと感動を味わってみませんか?
スタッフがブラックライト片手に熱く語らせていただきます!

皆様のご来店心よりお待ちしております。

著作権を持つインディアンジュエリー

こんにちは!
今月は台風が次々生まれ雨天が続きますね。。太陽が恋しくてたまりません。
そんな時は1Fでは気分を上げるノリノリなインディアソング、2Fではジャジーな音楽をかける鎌倉店でございます。

 

 
さて本日はインディアンジュエリーのおはなし。

 

先日素敵なリングが入荷したのでご紹介せずにはいられない、その名もDan Jackson。
ナバホ族でいながらスタンプワークではなくオーバーレイに徹した御年75歳!!恐れ入ります。

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ご覧の通り、ラグ模様をモチーフに作るジュエラーであり注目すべきは著作権を取得しているということ。
インディアンジュエリーに著作権を持つジュエラーは非常に少ないです。
それだけ自身のジュエリーと向き合い、誇りがあるのでしょう。

そしてこの世界では高齢であり現在のところ後継ぎがいない為、今後マーケットで高騰することは間違いありません。

人の手が生むものは永遠に続かないからこそ惹かれるものもあるのでしょうか。

 

こちらのラグパターンは彼の母が織る伝統的なナバホラグからインスピレーションを受け、メイキングは彼の父から習ったそう。(お父様もまた95歳までジュエラーとして活躍したというから驚き!!!)
そして素材はシルバーのみを4部構成で操ります。

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キラッと輝くシルバー部分。
しっかり燻した黒い部分。
シルバーの粉を振りかけロウ付けした黄色い部分。
表面に削りや軽いスタンプを打って模様を出した部分。

それがオーバーレイで立体的に表現されているのですから、それはもう格好良くない訳ありません。

他のナバホジュエリーのようなワイルドさや力強さというよりも高級感があるので、個人的な好みは大人な男性にカチッと付けて頂きたいのです。
(と書いている私はダンさんを愛用する女性であり26歳です…見事に好みでした。)

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シルバーオンリーだけでなく、上質なターコイズやコーラルなどをセットしたものも制作されますが、これはまたガラッと雰囲気が変わってイイ!
ラグも石も主役級に輝き、引き立て合います。

そして今回入荷してスタッフの心を奪ったのがこちらの右のリング。↓

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着用すると。。。

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わお。

最後に彼の刻印はD.A.JACKSONとホーガン。

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・・・・と説明させて頂きましたが、

プライスやサイズ等含めまだまだ伝えきれない彼の魅力の続きは鎌倉店2Fにて。

お話が長くなったらすみません。(笑)

play of color


皆様、こんにちは。

9月も半ばを過ぎ、だいぶ秋らしくなってきましたね。

本日は新しく入荷した天然石のご紹介です。

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オーストラリアンオパール(ダブレット)

揺らめくようなブルーがとてもきれいですね。思わず見とれてしまいます。

このオパール独特のきらめくような発色はplay of color (遊色効果)と呼ばれ、オパールの最大の魅力となっています。

宝石質のオパールの産地としてはオーストラリアとメキシコが有名ですが、特にオーストラリア産のものは堆積性のもので、長い年月をかけて少しずつ形成されていきます。

一説によると、1cmのオパールが形成されるには、およそ500~600万年もの歳月が必要とされています。

気の遠くなるような時を経て、今私たちの目の前に在るという奇跡。

もちろん、形成される場所や環境によっても遊色の具合は変わるので、同じ発色のものはひとつとしてありません。

今回入荷したものは、ダブレットと呼ばれるもので、天然のオパールの裏側に樹脂を貼り合わせているものです。

そのため、貴重なオパールの輝きをお手ごろな価格で楽しんでいただくことができます。

他にも。。。。

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メキシコ産のファイヤーオパールや、

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オーストラリア産のボルダーオパールなどなど。。。

それぞれに個性的で美しいオパールのアクセサリーを取り揃えております。

その他にも、天然石のアクセサリーが多数入荷しております。

秋の散策の帰り道、ぜひマライカ鎌倉店へお立ち寄りください。

 

Spin×Spin×Spin

皆様こんにちは!

徐々に陽気が秋めいてきましたね。
最近通勤途中に金木犀の気配がするようになってきました。
本日も穏やかな晴れの、鎌倉は小町通りよりお送りしております。

突然ですが、
この二枚の写真、見比べると少しだけ違うところが…

image1 (1)(鎌倉の紅葉のように、真っ赤で綺麗なコーラルですね!)

 

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この二本のバングル、実は同じ作品なのです。
くるくるくるくる回るモチーフ

スピナー

と申します。

ちなみにこちらはzuni族を代表するアーティスト、
Don Dewa
の作品でございます。

スピナーといえばドンデワ、ドンデワと言えばスピナー。
彼の代表作でもあります。

このドンデワ、素材にこだわり、上質な石しか使いません。
しかも彼の作品、表面を触ると驚くほど凹凸が無いんです。
これは実はすごいことで、
こういったインレイワークと呼ばれる技術は石をカットしてシルバーの土台にはめ込んでいる為、表面がでこぼこしがちなんです。
それをここまで綺麗に作れる数少ないシルバースミス。
ぜひ店頭で触って体感してみてください。

ちなみに、こんな作品も作っています。

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さすが素材にこだわってるだけあって、色合いがとても綺麗です!
デザインセンスも抜群。

そしてまた、写真のペンダント二点はスピナーです。

しかし!

スピナーを創るのは彼だけではありません。。。

 

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こちらのペンダント。

色彩と造りがとても美しい作品です。
とても手が込んでいますね。

 

くるくるくる…

 

くるくるくる…

 

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こんなにスピンします!まさにスピナーの真骨頂!
宇宙を感じますね~~

こちらは部族も変わり、ナバホ族の
Wilbert Manning
の作品です。

ズニ族とはまた違う進化を辿り、インレイの違った美しさを極めたアーティスト。
サンフェイスやフェザーなどの伝統的なスタイルをサイドインレイやカービング(削り)などを駆使して立体的に表現しています。

image3 (1)惚れ惚れします。

しかしこれらの作品もすべてアーティストが一点一点手作業で作成しているので、数が限られています。
特にインレイになると素材の微妙な色味の違いや、その時にアーティストが所持している材料の有無で全く違う作品になってきます。
ですので気になる作品があれば、早めのご来店、もしくはお問い合わせをおすすめいたします。

万が一売り切れてしまったら、「全く同じ作品」は作れません。

 

最後に、鶴岡八幡宮で毎年行われる例大祭のお知らせです。

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大迫力の流鏑馬(やぶさめ)は一見の価値ありです!
DonDewaもManningも、一見の価値ありです!

皆様のご来店心よりお待ちしております。