春眠暁を覚える

皆様こんにちは!

すっかり春らしい陽気になりましたね。
まだ風は冷たいですが、日に日に気温が上がっていくのを体感しております。
だいぶ日が長くなりましたね。
鎌倉はもう桜が咲いていますよ。

IMG_2997寒さに負けず立派に花をつけておりますね。
いつものように小町通りを観察していると、装いも軽やかになっているのがわかります。
そして、季節は巡りまた遠足の時期がやって参りました。

春っ

ですね~

 

そんなことをぼやぼや感じています。

そんな頭に高揚感ともいえる衝撃が突き抜ける、
そんな作品が入荷しました!

まずはおなじみ
Aaron Anderson

image1 (10)

Naja pendant
Dragonfly
左 25.000yen
右 45.000yen
Lily
どちらも38.000yen

Double Cross Ring
#20 38.000yen

今回入荷したのは特大Najaとダブルクロスリングの二点。
Najaとは、三日月。
女性の子宮に似ていることから「子孫繁栄」や「母なる大地とのつながり」を表すと言われています。
ダブルクロスは水の象徴であるトンボを意味し、乾燥した大地に住むインディアンはこのマークをお守りとしています。

写真だとなかなか判りづらいですが、このペンダントとても大きいです。

着けるとこんな具合。IMG_3124圧倒的な存在感。

こういったラージサイズのペンダントは密かに人気があるのですが、ここまでのサイズとなると流通量はかなり限られます。
上の写真では長めに着けていますが、もっと短く着けてもかっこいいですよ。

男性にも女性にもお勧めです。共用もいいですね。

 

そして、お次は
Ron Bedonie/Navajo

image2

1967年、アリゾナ州生まれ。
Thomas CurtisやEddison Smithなど多くのシルバースミスを生み出した家系の一人で、姉であるPat Bedonieも有名アーティストです。
深くシャープ、それでいて繊細で正確なスタンプワーク、カッティングが特徴。
ひとつの作品に深く向き合い時間をかけて作り上げていくので、作品数が少ないアーティストです。

鎌倉店でも長らく売り切れが続きましたが、先日やっと入荷致しました。

image3

Bangle
250.000yen

image1 (11)

Bangle
98.000yen

image2 (1)

Ring
#22 68.000yen

どれも超絶技巧。極みですね。
人間の手でここまでシンメトリーに作れるものか、と作品を見る度感服します。
その美しさがゆえに彼の作品に一目ぼれする方が後を絶えません。

 

なかでもスタッフの興味を奪ったのが、二枚目の写真のバングル。

一般的にこういった作品の裏側(内側)には作者のホールマークと
sterlingの刻印が入れられます。
しかしこちらのバングル、裏に何も刻印が無いんです。
通常インディアンジュエリーが入荷した際に刻印の有無を確認するのですが、
このバングルの確認にあたり本社に連絡したところ驚きの事実が発覚。

 

お、お、表面に・・・

 

写真ではちょうど見えなくなっている部分、
バングルの両サイドにパターンに紛れて入っています。
撮影しようとしましたがスタンプがあまりに小さいためぼやけてうまく撮れませんでした。すみません
これを知ったときの感動は某ビールのキャラクターの体の中に会社名が紛れて入っているというトリビアを知ったときと似ています。個人的に。

これはもう言うなればアーティストの遊び心。
普通なら裏に、“当たり前に”裏に入れる印。
何か気が変わったのか唐突に思いついたのか。その“当たり前”を壊す想像力の広さ。

久々にものすごい衝撃を受けました。
日々生活している中で、無意識にテンプレートになっていることがどれだけあるのか。
そのなかで覆していける常識がどれだけあるのか。
きっとそんなもの、溢れかえっていると思います。

多方面から多角的に、ものを見て思考することの面白さを改めて認知できた気がします。

ぜひ店頭で見ていただきたい作品です。写真より実物で。
そういった理由もあり無理やりな撮影をやめたのもあります。
何だかその価値が安っぽくなりそうな気がしたので。

皆様のご来店心よりお待ちしております。
一緒に衝撃、受けませんか?

ハロー、星雲

皆様こんにちは!

鬼ちゃんと仲良く。鎌倉店です。
皆様恵方巻きは召し上がりましたか?
私は残念なことに頂かなかったので
恐ろしいですが今年一年鬼と仲良くやっていこうと思います。
ちなみにスタッフの中には恵方巻きの代わりに生春巻きを食べたという猛者もいます。
大陸方面の鬼には効きそうですね。

さて、他店の記事でもちらほら話題に上がっていますが、
今月は女子の一大イベント

バレンタインデー

が控えておりますね!

「普段は言えない、でも思い切って伝えてみよう!
なぜなら今日はバレンタインである!」
バレンタインデーって、そんな口実を作れる貴重な日でもあると思っています。日常だとどうしても、踏ん切りをつけるのって難しかったりしますよね。

奥ゆかしくシャイな日本人、だからこそこういったイベントが好きで多いのかなーとか思いました。

 

今回はそんなバレンタインデーにおすすめの
男性に人気の作品をご紹介します。

気合が入った手作りチョコと一緒に
プレゼントしてみてはいかがでしょうか。

 

image3 (5)

Sunshine Reeves/Navajo

本名Daniel Reeves。
重厚なシルバーに、精巧かつ正確な細かいスタンプワークが特徴。
作風・柄のルーツはロシアの陶芸作品。
ワイルドなオールドスタイルの作品で有名な兄・Gary Reevesの後を引き継ぎ、現在日本でもかなりの人気と知名度を誇るアーティストです。

 

 

image2 (16)

Four Side stamp series

Bangle
太  75.000yen
細  48.000yen

Ring
#13 30.000yen

四方美人

 

 

image2 (17)

Texture Bangle

Star   60.000yen /by Sunshine Reeves
Eagle  43.000yen /by Darrell Cadman

テキスタイル的
ノスタルジーすら覚える

 

 

image1

Wrench STAR  Bangle
32.000yen

ねじれスター
一見シンプルなワイヤーバングルに見えますが、
一面にだけスターが刻印されています。
気付くと嬉しい、気付かれても嬉しい、むしろ気付いてほしい

 

 

IMG_2957

STAR HALO series

Bangle
上 55.000yen
中 75.000yen
下 60.000yen

Ring
#15 22.000yen

ハロー、星雲

 

このスターシリーズ、昨年あたりからかなり人気です。
インディアンジュエリーとしての空気感、重厚感を残しつつ、尚且つポップな雰囲気も持ち合わせている

初めての方は導入しやすい、
もう色々ご覧いただいたり、お持ちの方には新鮮な

男女問わずお手にとって頂ける作品です。

お揃いもいいかも…

○○風、ではなく
唯一無二の彼の作品です。

ぜひ実物を店頭でご覧になってみてださい。
(もちろんご試着もお気軽に!)

皆様のご来店心よりお待ちしております。

はつはるや・・・投影、金

はい。

というわけで、皆様こんにちは!
いかがお過ごしでしょうか。

寒い日が続いたと思いきや最近いきなり暖かくなり、早い春の訪れを感じざるを得ない鎌倉店です。
早い品種では、もう桜が咲いてるとか・・・

そういえば今日は節分ですね。
カチナのお面を被って豆まき(鬼役)をやりたいなぁなどと不埒なことを考えています。
あと恵方巻きが食べたいです。今年の恵方は【北北西】らしいですよ。(本当は更に少し北寄り・北北西と真北の間くらい)

 

それはそうと、春のようにWARMになりつつある日本が、さらにHOTになるであろう作品が先日入荷しました。

image1 (18)

Jason Takala/Hopi

言わずと知れたHOPI族の巨匠です。
繊細なオーバーレイに14金を織り込んだ、一目で心を奪われる作品。
1955年生まれ。現在はアリゾナの自宅で作品を作っています。

叔父は同じくHOPI族のBernard Dawahoya。
Arizona Living Tresure【アリゾナ州の無形文化財/人間州宝】の称号を持つ偉大なアーティストです。

 

image1 (19)

Silver × 14K Ring
右 #18    63.000yen
左 #17.5  85.000yen

Jasonのサンフェイス
今だと割と珍しいです。

 

 

image3 (4)

Silver × 14K Ring
右 #17
左 #18.5
どちらも64.000yen

ヨーク見るとサイドのデザインが違います。
お好みで。

 

 

image2 (12)

Silver × 14K Bangle
88.000yen
レイヨウとヴィレッジ。文化のかけら。
作品はストーリーテラーとしての役割も大きい。

 

 

image2 (13)

Silver ring/pendant
Ring #18 25.000yen
Pendant  17.000yen

シンプルいずベスト

OSOROI

 

メイズ(MAZE)は人の道であり哲学。ひとつの迷路に4つの出口。
苦悩や問題には必ず答えや終わりがある、との教え。

このモチーフを見ると(個人的に)思うのですが、
【答えがある】ということと【正しい答え】はイコールではないのではないか、と。
メイズの中心にいるのは他でもない自分自身。自己の投影。

我々はどうしても【正しさ】にこだわってしまいがちですが
様々な道がありそれぞれがまた色々な選択を生み出す、
自分で選択し、それを信じて道を進むこと(もちろん途中で寄り道したり、曲がる・戻るも)の後押しをしてくれるものでもあるのかもしれない、なんてことも考えます。

 

熱くなって話が長くなりました。そういうとこあります。

そして、今回新しく入荷した作品がこちら。

image1 (20)

Jason Takala 14k pendant
CORN MAIDEN(穀草の乙女) 180.000yen

乙女の顔、首飾り部分に14金が施されています。
Jasonならではの正確なカッティングに、立体感。
絶妙なゴールドの配置。
カチナの優しく穏やかな表情も彼の作品の魅力です。

体に沿って入っているのはウォーターウェーブ。
穀物がすくすく育ちますように・・・恵みの雨、水を意味するマークです。

 

ゴールドは目立っていかついイメージを持たれがちですが
着けると意外とそうでもないんです。

適度にゴージャス!
手元がぱっと華やかになります。↓

image2 (14)

最近はゴールドも人気が出てきており、お探しの方も増えています。
上の写真のように一点のみ金でも美しいですが、
他にも、リングやペンダントなどに差し込んでもそれはそれでまた綺麗です。。↓

image2 (15)

 

HOPI族はゴールドを使用した作品がそこまで多くは無いので、
(14金を使用したオーバーレイはJasonの代名詞的作品でもありますが)
ぜひ一生ものの作品として手に取ってみてください。

 

IMG_2902

(2012年に来日してデモンストレーションをしてくれました。
半ズボン、履いてます。)

皆様のご来店心よりお待ちしております。
(熱くなっていつものように話が長くなる可能性があるので、ご来店は時間に余裕があるときをおすすめします。)

聖なる守護石、ターコイズ

こんにちは、鎌倉店です。

今週末はいよいよクリスマスですね。祝日の金曜日を合わせると三連休になります。皆様はどのようなプランを立てているのでしょうか。

ここのところ頻繁にブログを更新していますが、それもこれも、皆様にご覧いただきたい素敵なジュエリーがたくさんあるから。

今回は、12月の誕生石でもある、ターコイズのジュエリーをご紹介します。

 


まずは不動の人気を誇るナンバーエイトターコイズ。

img_0069-20-12-16-02-47
bangle/78,000yen(Gary Reeves)
pendant/ 左 38,000yen(Fred Peters)
右 48,000yen(Gary Reeves)
ring/ 左 63,000yen(Thomas Jim)
右 50,000yen(Steve Arviso)

優しいスカイブルーが特徴で、日本人の肌の色にも馴染みやすいです。ずいぶんと前に閉山してしまいましたが、その人気は衰えることが無いですね。


これぞターコイズブルー

キングマンターコイズ、ビズビーターコイズ

img_0072-20-12-16-02-47

bangle/Kingman  110,000yen(Isaiah Ortiz)
ring(左)/Kingman  43,000yen(Steve Arviso)
ring/中央 Bisbee  48,000yen
右 Bisbee  45,000yen(ともにRobbin Tsosie)
pendant/Bisbee  68,000yen(Steve Arviso)

こういった濃いブルーのターコイズは男性人気が高いですが、女性にもぜひかっこよく着けていただきたいです。


こちらはグリーン系のターコイズ。img_0073-20-12-16-02-48

bangle/Caricolake  98,000yen(Calvin Martinez)
pendant/左 Royston  25,000yen(Darrell Cadman)
中央 Caricolake  89,000yen(Fred Peters)
右 Ovil Jack  43,000yen(Fred Peters)

人とは違うものをお探しの方に。


こちらはペアリングにもおすすめ。

img_0070-20-12-16-02-48

ring/左 Apachblue  48,000yen
右 N.Godber  29,000yen (ともにDarryl Begay)

限りなくシンプルで、ターコイズの良さを最大限生かしたデザインとなっています。


ターコイズは人から送られると幸せになれると言われています。

今年のクリスマスに、大切な人と贈りあってみませんか?

 

こがねいろにかがやく

皆様こんにちは!

クリスマス到来と共に今年も終わりに近づいていることを実感し、若干さみしいような気持ちになっている鎌倉店です。

ちなみに最近お届けしているインディアンジュエリーたちですが、
クリスマスに限らずお誕生日や記念日など何の贈りものにでも自信を持っておすすめできるものですので
ぜひ皆様、頭の片隅にしまっておいてあげてください。
きっと何かの役に立つはずです。

 

今回・第三弾はメンズ向けジュエリー
(もちろん女性の方にも着けていただけます)

Bruce Morgan

image1-16

Bruce Morgan/Navajo
1973年よりジュエリー製作をスタート。
1983年に現在のような2トーンのオリジナルスタイルをスタートさせました。
14金を使用した、シンプルで尚且つ重厚感のあるデザインは老若男女問わず定番人気があります。
自分と共に歳を重ねていく、長く愛用できるジュエリーです。

 

 

image3-3

bangle
Silver 27.000yen
Gold   34.000yen

 

 

image2-11

bangle
Silver 13.000yen
Gold   24.000yen

 

 

image1-15

ring
Silver 5.900yen
Gold   20.000yen~

 

 

 

:*:*:*:*:*:*:*:*:*:*:*:*:*:*:*:*:*:*:*:*:*:*:*:*:*:*:

 

image1-17

Happy Gold Christmas?

 

 

皆様のご来店心よりお待ちしております。

Pair Jewelry

 

皆様こんにちは。

12月に入っても、日中は日が差すと暖かいですね。ぽかぽかして幸せな気分になります。

そろそろクリスマスに向けてのプレゼント探しに本腰を入れている方も多いのではないでしょうか。

鎌倉店では前回に引き続き、贈った相手に喜んでもらえること間違いなし!のおすすめインディアンジュエリーをご紹介します。

 

今回ご紹介するのは、ペアジュエリーにぴったりのアーティスト作品。

 

Jennifer Curtis

 

インディアンジュエリー好きな方ならもうご存知の方も多いと思います。シンプルで高級感のあるデザイン、厚みのある作りは丈夫で存在感があり、着け心地も非常によく、まさに着ける人のことを想って作られたジュエリーです。

 

img_0018-09-12-16-03-00-1silver ring 各15,000yen

silver bangle 各30,000yen

こちらの細身のデザインはジェニファーの定番ですね。

1本でも上品に着けていただけるデザインですが、幅が3~4mmと細身なので、時計など他のアイテムとの重ね付けもしやすいです。もちろんジェニファーのバングルをスタンプの柄違いで重ねても素敵です。

 

img_0021-09-12-16-03-44silver ring  20,000yen

silver bangle  48,000yen

こちらは少し太めの甲丸タイプ。

リングとバングルでセットジュエリーとして身に着けるも良し。

同じデザインで違うアイテムでペアジュエリーにするのもおすすめです。

 


 

もうひとつのおすすめとして、ジェニファーのパートナーであるRay skeetの作品もご紹介。

本業は革職人であるレイ、ジェニファーからシルバーメイキングを習い作品を作っています。

fullsizerender-13-12-16-01-18

silver star pendant    (small)  9,800yen  /  (large) 18,000yen

silver chain  各3,900y

 


 

最後に...

 

ジェニファーは自分のジュエリーについて、人と人とをつなげるhandshake(握手)のような存在であってほしいと語っています。

 

1年に1度のクリスマス、プレゼントは記憶に残る大切なもの。

このほかにも、店頭には素敵なジュエリーをたくさんご用意しています。

「自分達だけの特別」を探しに来てみてください。

 

GIFT

皆様こんにちは!

先日は関東にも雪が降るほどの大寒波が襲ってきましたね。
鎌倉も少しだけですが積もりました。
雪の鎌倉、なかなか風情があっていいです。

image1-13

 

ここで鎌倉の雪事情をお話する…のもいいですが、今の時期になると皆様がどうしても気になってくるのが、そう

クリスマス

ですね!

プレゼントに何を贈ろうかお悩みの方も多いのではないでしょうか。
恋人や家族、贈る相手に喜んでほしい。
普段感じている、それでもなかなか言葉にできない感謝などの気持ちをこの機会に伝えたい。

でも、何をあげれば喜んでもらえるのか・・・
好みに合わないものをあげてがっかりされないか・・・

そんなお悩みな皆様にも、もちろん既にプレゼントのイメージをお持ちの皆様にも
MALAIKAのおすすめをご紹介させていただきます!

今回は女性向けインディアンジュエリー

STONE WEAVER

image2-10

 

【STONE WEAVER社】
アメリカの白人オーナーが経営する、総勢40名近いネイティブ作家の会社です。
素材は天然にこだわったハイグレードのもの。
それらを細かくカットして作られた美しいインレイジュエリーは、デザインから磨きまで全てが細かい精度で仕上げられています。
もちろん全てハンドメイド。
ファッションやシーンを問わず、長く愛用していただける作品になっています。

 

 

image1-11

silver bangle 45.000yen

 

image2-8

pierce
左 12.000yen
他 18.000yen

image1-10

ring
後列左 13.000yen
右 15.000yen
前列左12.000yen
中央13.000yen
右15.000yen

 

image1-14

pendant
上下18.000yen
左右15.000yen

 

*******************************

 

img_2667
クリスマス当日も、雪が降るのでしょうか。

 

皆様のご来店心よりお待ちしております。

空の石を守る蛇

こんにちは。
あと1ヶ月でXmasですね。
この時期にはお店でもレゲエ×クリスマスsongをかけますよ♪

もちろんこの時期限定で流しますのでスタッフも少し楽しみだったりします。

 

さて本日は、ズニ族のベテランアーティストをご紹介します。
インディアンジュエリーをお好きな方は一度は目にしたことがあるデザインかもしれません。

image-15
ターコイズをくるっと取り囲む蛇のモチーフ。このデザインはあまりにも有名。

image-16
Effie Calavaza(エフィーカラバサ)
女性アーティストです。

1928年生まれの、、、88歳でいらっしゃいます!旦那様のデュアンカラバサにメイキングを習い、共に制作をしていましたが

彼が亡くなってから1970年以降はずっと子供たちが中心にエフィーを支え、ファミリー全体で制作を行っています。

彼女らが使うごろっと贅沢なターコイズのナゲットは、アリゾナ州のスリーピングビューティやキングマンターコイズ。
澄んだ青空のような色に、表面は研磨し過ぎず石肌の粗々さを残したボリュームのあるターコイズ。
スリーピングビューティが閉山した今では、エフィーの価格は安いなぁと思ってしまいます。

image-18

リング(石一粒)15000yen

リング(石二粒)12000yen

バングル 35000yen

このようにエフィで固めてもいやらしさやゴテゴテしさを感じないのは、不思議と惹きこまれる理由のひとつ。

そしてターコイズだけでなく、真っ赤な珊瑚もターコイズと組み合わせます。
ここで面白いのは、中には赤目の蛇もいるという遊び心♪

image-17リング 15000yen

バングル 59000yen

エフィーの描く蛇は輪郭がまるっとしていて、インレイされた目もくりくりっとしているので、蛇というモチーフとは裏腹に可愛さもあります。

お客様の中にはおじ様がガッツリとエフィーで決めている方もいらっしゃいますし、若い女性の方にも可愛い蛇と赤と青のコントラストが斬新で人気だったりと、老若男女問わず愛されるデザインです。

人気が故に模倣品も出回ってるとか。。。

流行れば便乗する世の中というのは寂しいものですが、きっとこのクオリティや愛くるしさはエフィファミリーしか生み出すことが出来ないので、いくら刻印までコピーしたとしても手に取ったらすぐ分かるんじゃあないかな、と思ったり。

“蛇”はインディアンにとっても、脱皮を繰り返すことから
生まれ変わり→成長するというポジティブなサイクルを表す意味があり、新しい環境でも適応し前向きにいられるというイメージがあります。
巳年の方のお守りにも。。

 

このブログを書くにあたって本でエフィーを復習していたら、顔写真を発見。
まだ少し若い時の写真?
とても美しいズニのおばちゃん!

image-19

アメリカン八百万の神様

皆様こんにちは!

この間の土日は晴れて行楽日和となりましたね。
本日も観光・お散歩日和の鎌倉よりお送りしています。

今の時期は遠足シーズンなので、天気を問わずよく黄色い帽子や学生服姿の若者をお見かけします。意外と雨の日でも遠足を敢行する学校って多いみたいです。

ちなみに、アメリカ(インディアン)には雨を降らせる精霊がいるんですよ。
インディアンの彼らにとって雨は天からの恵み。
日本でも「恵みの雨」なんて言葉がありますね。

 

彼らはそんな精霊たちを「カチナ」と呼んでいます。
カチナは主にホピ族、ズニ族の信仰の対象で、特にホピ族にとっては様々な儀式で欠かせない存在です。
彼らは物事に「現実」と「スピリット(精神)」があると考え、世界に実在する全てのものに精神的真髄であるカチナが宿るとされています。
日本でもそれに近い考えがありますね。
まさに、今回のタイトルである「八百万の神」。
(厳密に言うとカチナは神様ではなくあくまで精霊ですが・・・)

 

---------------------

image2-7

【スターチェイサー/チェイシングスター(星追い)】
その名の通り星を追いかけるカチナです。
夜空に瞬く星には色々なカチナが関係しています。
星を生み出すカチナや掴むカチナなど・・・
このスターチェイサーのおかげで天体が動いている、と考えているのかもしれませんね
カチナドール/¥6.900
ミニカチナ/¥1.200

 

----------------------

ちなみにカチナの「カ」=「尊ぶ」
「チナ」=「霊」という意味で、それぞれ装飾や役割が異なります。
現実世界と精神世界をまたぐ存在であるカチナに、ホピ族の人たちは自分たちの願いを込めて豊穣・豊作や雨乞いなどの儀式をするのです。

 

----------------------

image1-9

【ウルフ】
狩猟の神様です。
矢が思った方向に向かうように。
安全に帰ってこれるように。
獲物を仕留められるように。(しかし彼らは無駄な殺生(狩り)はしません。必要なときに必要な分だけ。これはホピ族にとって大事な思考です。)
ウルフのような動物の姿をしたカチナは、狩猟に関係する場合が多いです。もちろんそれぞれ別の役割を持ちますし、狩猟以外の場合もあります。
カチナドール(大)/¥6.900
カチナドール(小)/¥3.500

 

---------------------

 

そんなカチナ、ご存知インディアンジュエリーにも登場します。
アーティストによって表現方法も描かれ方も様々。
一瞬同じカチナだとわからない、なんてこともあります。

 

---------------------

 

image2-6

【サンフェイス(ファーザーサン)】
母なる大地。父なる太陽。
全ての源である太陽。サンバースト(太陽光線)
ホピ族だけでなく、インディアン全体にとって最も崇高な存在です。
インディアンジュエリーのモチーフひとつ、表現・表情は作者の数だけ。
カチナドール/¥3.000
バングル(右)/¥240.000(Bennett Kagenvema)
バングル(左)/¥33.000(Sparks Masawytewa)
リング(右)/¥35.000(Charleston Lewis)
リング(左)/¥85.000(Jason Takala)

---------------------

カチナが背負う願いは自然のものだけではありません。
加えて、複数の意味を持つものもあります。
中には日本のなまはげのような役割を持つカチナや、下ネタが大好き~なんてのも、います。

---------------------

 

image1-8

【ハミングバード/ハチドリ】
友情の証。
「ナクワチ」という友愛・友情を表すモチーフがホピ族にはありますが、このマーク、握手している手を上から見た形、もしくはハチドリが嘴を合わせている様子を表したものと言われています。
上の写真をよく見ると、バングルにハチドリのカチナともうひとつ、ハチドリ(鳥)が模されていますね。
カチナドール/¥6.900
バングル/¥150.000(Sparks Masawytewa)
ペンダント/¥45.000(Sparks Masawytewa)

--------------------

カチナの種類はホピ族だけでも300種類以上いると言われています。
インディアンジュエリーだと、そのアーティストしか知らないカチナなどもいます。(何か聞いても教えてくれない場合もあります。)

話は変わりますが、日本は日常的に仏教の信仰が表立ってあるわけではありませんが、「お地蔵さんを蹴れる(雑に扱える)か?」という問いにはほとんどの人ができない、と答えるそうです。
目に見えていないだけで結構宗教観が強いのが日本人。
そう思うとインディアンのカチナ信仰にも親近感がわいてきませんか?

ぜひお近くのMALAIKAで彼らの文化をご覧になってみてください。

皆様のご来店心よりお待ちしております。

著作権を持つインディアンジュエリー

こんにちは!
今月は台風が次々生まれ雨天が続きますね。。太陽が恋しくてたまりません。
そんな時は1Fでは気分を上げるノリノリなインディアソング、2Fではジャジーな音楽をかける鎌倉店でございます。

 

 
さて本日はインディアンジュエリーのおはなし。

 

先日素敵なリングが入荷したのでご紹介せずにはいられない、その名もDan Jackson。
ナバホ族でいながらスタンプワークではなくオーバーレイに徹した御年75歳!!恐れ入ります。

image-9
ご覧の通り、ラグ模様をモチーフに作るジュエラーであり注目すべきは著作権を取得しているということ。
インディアンジュエリーに著作権を持つジュエラーは非常に少ないです。
それだけ自身のジュエリーと向き合い、誇りがあるのでしょう。

そしてこの世界では高齢であり現在のところ後継ぎがいない為、今後マーケットで高騰することは間違いありません。

人の手が生むものは永遠に続かないからこそ惹かれるものもあるのでしょうか。

 

こちらのラグパターンは彼の母が織る伝統的なナバホラグからインスピレーションを受け、メイキングは彼の父から習ったそう。(お父様もまた95歳までジュエラーとして活躍したというから驚き!!!)
そして素材はシルバーのみを4部構成で操ります。

image-10
キラッと輝くシルバー部分。
しっかり燻した黒い部分。
シルバーの粉を振りかけロウ付けした黄色い部分。
表面に削りや軽いスタンプを打って模様を出した部分。

それがオーバーレイで立体的に表現されているのですから、それはもう格好良くない訳ありません。

他のナバホジュエリーのようなワイルドさや力強さというよりも高級感があるので、個人的な好みは大人な男性にカチッと付けて頂きたいのです。
(と書いている私はダンさんを愛用する女性であり26歳です…見事に好みでした。)

image-11
シルバーオンリーだけでなく、上質なターコイズやコーラルなどをセットしたものも制作されますが、これはまたガラッと雰囲気が変わってイイ!
ラグも石も主役級に輝き、引き立て合います。

そして今回入荷してスタッフの心を奪ったのがこちらの右のリング。↓

image-12

着用すると。。。

image-13

わお。

最後に彼の刻印はD.A.JACKSONとホーガン。

image-14

・・・・と説明させて頂きましたが、

プライスやサイズ等含めまだまだ伝えきれない彼の魅力の続きは鎌倉店2Fにて。

お話が長くなったらすみません。(笑)